涼しくならない、エアコンが効かない。

真夏のドライブで欠かせないものがエアコン。そんなエアコンが効かなくなったらどうしましょう。

窓を全開に走っていても生ぬるい風が入るだけ、信号待ちで止まれば地獄です。そんな体験をする前にエアコンがしっかり効くか試しておきましょう。

まずエアコンを作動させるために必要なものがエアコンのガスです。このガスを利用して冷たい空気を生み出しています。
ガスを気体から液体に変え、熱を奪い気体に戻る。これの繰り返しで冷たい風を作るのです。

気体から液体にするために高圧をかける必要があり、これを担っているのがコンプレッサーです。エアコンのスイッチを入れた時にエンジンルームからカチッと音が聞こえたことがありませんか?この音がコンプレッサーの始動音です。

エアコンの調子が悪いとき、まずは音がするか確かめましょう。音がしてコンプレッサーが動いているのに冷たい風が出ない場合には、エアコンガスの量が不足している可能性が高いです。
冷媒ガスがなければ冷やすことができないので、生ぬるい風が出てきます。本来ならガスは簡単には減りません。しかし経年劣化によりガス管の繋ぎ目に使われているOリングがダメになりガスが漏れたりします。ガスを補充したのにすぐに効きが悪くなる場合には、漏れている可能性が高いのでしっかりと点検してもらいましょう。

エアコンの故障原因で多いのが、エアコンガスの不足、漏れ、過充填。コンプレッサーの故障です。

ただ、他にもいろいろな部品が使われているので判断はかなり難しいです。
よくあるのが、「ガスが不足しています→入れました→量が多い」その結果コンプレッサーが高圧になりすぎ、ロックして動かなくなることです

こんな事にならないように、エアコンが効かない、効きが悪い場合は専門の知識があるお店で点検してもらいましょう。

エアコン使用時にカビ臭い場合は

冬場使わないエアコンを夏になり使ってみると、なんだかカビ臭いなんて経験ありませんか。

どうしてもエアコン内部には湿気が溜まってしまいます。そんな湿気を放置してしまえばカビの原因になります。

そこでエアコン使用時のイヤな臭いの脱臭法ですが、まず車の窓を全て全開にします。そしてエアコンのスイッチはOFFのまま1番暑い温度で風量をMAXにします。その状態で10分。こうすることで内部の湿気を取り除くことが出来ます。

また、車を止めてエンジンを切る前にエアコンをOFFにして、暖房を5分程循環させると発生した湿気を取り除くことができるので、カビの発生を防ぐことが出来ます。
少しの1~2分でも効果はあるので是非お試しください。

効果がいまいちという方には本格的な洗浄が必要になってきます。
内部のエアコン部分のエバポレーターを洗浄する方法があります。量販店で洗浄剤を1500円前後で購入してもできますが、この場合は洗浄剤を吹きかける方法になり本体をまるまる洗浄するのとは違いますので、効果がいまいちの場合もあります。
ですがエバポレーターを取り外して本体を洗浄するのはかなり大変な作業になります。金額も車種によって違いますが、5万くらいはみておいた方が良いでしょう。

洗浄後は臭いの違いに驚くと思います。ですが洗浄をしても湿気が溜まればまたカビが発生します。結局、繰り返しになってしまうので定期的に簡易洗浄をした方が安く済むかもしれません。

,
合わせてお読み下さい